カジノをはじめとした統合型リゾートである「IR」。
日本での誘致先は、大阪になると言われています。
一般の市民には、カジノが出来ることで「治安が悪化するのでは?」「物価が高くなるのでは?」といった生活上の不安があるようです。
とはいえカジノが出来ることで、働く場所や仕事の種類が増えるといった経済的な効果が生まれるのも事実。
実際、「カジノで働きたい!」という若い人も、最近では増えてきているようです。
では、カジノにはどんな求人(仕事)があるのでしょうか?チェックしてみましょう。
カジノの仕事には、どんなものがあるの?
カジノの仕事というと、まず「ディーラー」を思い浮かべる方も多いでしょう。
では、カジノのディーラーとはどんな仕事でしょうか?
いろいろな角度からチェックしてみましょう。
そもそもカジノのディーラーの仕事内容とは?
ディーラーとは、簡単に言えば「ゲームの進行と接客」を担当する仕事です。
様々なゲームの知識を習得してスムーズに進行するのはもちろん、ゲストのワクワク感をあおるカードさばきなど、カジノらしい演出でもてなすことも必要になります。
カジノでディーラーが担当するゲームは数多くありますが、代表的なものは以下のとおりです。
ルーレット
回転盤やチップを使用するゲームです。
ディーラーが回転盤にボールを投げ込み、プレイヤーはそのボールがどの数字に落ちるかを予想します。
バカラ
バカラはトランプを使うゲームのひとつ。
「BANKER」「PLAYER」のどちらかに賭けるだけのシンプルなゲームです。
ディーラーがBANKERとPLAYERにそれぞれ2~3枚のトランプを配り、その合計の下一桁が9に近いほうが勝利となります。
ブラックジャック
ブラックジャックもトランプを使うゲームのひとつ。
ディーラーとプレイヤーが対戦するカードゲームです。
合計が21点を越えないようにトランプを引き、より21点に近いほうが勝利となります。
ポーカー
トランプを使うゲームであるポーカーには様々な種類(ルール)があり、なかでもメジャーなのは「テキサス・ホールデム」です。
手札のカード2枚と場の共通カード5枚を組み合わせ、より強い役を作ったプレイヤーが勝利となります。
カジノのディーラーには、どんな性格の人が向いているの?
ディーラーはその技術やホスピタリティでゲストをもてなす、非常に重要な仕事です。
常にすべてのゲストを楽しませる必要があるため、視野が広く気配りできる人に向いていると言えるでしょう。
また、カジノでは「フェアプレー」が重要になります。
イカサマを発生させないよう、責任感を持ってゲームを進行する必要があります。
カジノのディーラーになるために身に付けるべきはどんな技能や能力?
ディーラーは、ゲームの進行を担う重要な役割。
まずはゲームのルールを全て習得する必要があります。
そして、最も重要になるのは「正確かつ素早い計算」です。
カジノでは、ゲームごとに様々な倍率の計算が必要になります。
ゲストや会社のお金を扱っているため、配当を間違えば処分の対象になりかねません。
また、ゲストを盛り下げないために素早い計算も求められます。
他にも重要なのは、カードやチップをさばく「手先の器用さ」です。
スピーディーかつ美しい所作で進行したり、カードを飛ばすなどカジノ特有のパフォーマンスでゲストを盛り上げたりと、特殊な技術が必要になります。
もともと手先が器用ならそれに越したことはありませんが、不器用でも一生懸命練習する姿勢が必要です。
ゲストとのコミュニケーションも重要な仕事ですが、カジノの本場は海外であり、日本にできてからもゲストが日本人ばかりとは限りません。
英語や中国語などが話せることは、ディーラーの仕事に役立つと言えるでしょう。
カジノのディーラーになるにはどうすればいいの?学校ってあるの?
日本には、カジノの専門学校が存在します。
実際の機材やカードを使用して技術を習得できるほか、カジノの歴史や英会話の座学、接客の訓練などが主な内容です。
卒業後には、ディーラーとして仕事を斡旋してもらえることもあります。
専門学校に通わない場合は、海外のカジノに直接応募することになります。
しかしカジノディーラーにはオーディションがあるため、未経験者の就職は難しいと言えます。
日本には今現在カジノはありませんが、「アミューズメントカジノ」は存在します。
アミューズメントカジノであれば、アルバイトとして入社することも不可能ではありません。
しかしアミューズメントカジノとカジノではディーラーの動きが違うため、本場のカジノで働きたい人にとっては適切でない場合もあります。
カジノのディーラーの収入は?
カジノディーラーは基本的に時給制で、現在の世界的な平均年収は400万円程度です。
しかしアメリカでは最低賃金に近い時給になることもあるため、地域や勤め先によって年収には差があると言えるでしょう。
ただ、ディーラーはゲストからチップを貰えるのが一般的なため、優れたディーラーになれれば年収も増えます。
また管理職(ピット)になった場合は、年収1000万円以上も夢ではありません。
これらは海外のカジノでの収入であり、「アミューズメントカジノ」しかない現在の日本(2023年7月)では、さらに年収が低くなる可能性が高いと言えます。
しかし今後日本にカジノができれば、本格的なカジノディーラーとしての雇用も増え、高収入の仕事になることもあるかもしれません。
いかがでしたか?
ディーラーと言っても、カード捌きや、ルーレットの回し方だけでなく、外国語でのコミュニケーション能力やホスピタリティが大切なんですね!
ディーラーを目指される方の参考になれば、幸いです。