カジノのディーラーの仕事には、ゲーム別に色々な仕事があります。
中でもポーカーは、メジャーな人気ゲーム。
今回は、カジノでも特に人気のポーカーのディーラーについて、お話します。
そもそもポーカーってどんなゲーム
ポーカーは、52枚のトランプを使って役(カードの決められた組み合わせ)を揃え、その強さを競うゲームです。
プレイ人数は2~10人が基本で、プレーヤーは互いの役の強さを予想しながらチップを賭けていきます。
ポーカーには100を越える遊び方(ルール)が存在しますが、共通するのはカードの強さ。
トランプの2が一番弱いカードで、数字が大きくなるにつれて強くなりますが、一番強いカードはAと決められています。
ポーカーのルールごとに役の強さも決められているため、より強い手札で強い役を作ることが勝利への道です。
カジノのポーカーで人気のゲームとは?
ポーカーのルールは100種類以上存在しますが、世界中で最も親しまれているのは「テキサスホールデム」という遊び方です。
テキサスホールデムでは、プレーヤーに2枚ずつカードが配られます。
さらにテーブルの上にプレーヤー共有のカードが表向きに置かれます。
共有カードはまず3枚置かれ、ターンが進むごとに5枚まで増えます。
最終ターンで手札の2枚と共有の5枚を組み合わせ、一番強い役を作ったプレーヤーが勝利です。
運の要素も強いゲームですが、プレーヤーは互いの手札を読み合いながら、賭ける額を調整したり途中で勝負を降りたりする必要があります。
ポーカーでのディーラーの役割
ポーカーのディーラーは、トランプをシャッフルしてプレーヤーに配ったり、得点となるチップを数えたりするのが主な仕事になります。
そう聞くと簡単そうですが、ゲーム中のミスは許されません。
ミスがあったディーラーは交代させられたり、最悪の場合クビになったりすることもあります。
また、ゲーム中のイカサマを見張ったり、ルール違反を注意したりと、トラブルを防止する対応も必要です。
ポーカーでのディーラーの進行の仕方
ポーカーのディーラーは、トランプが正しく扱えなければ務まりません。
プレーヤーの席順が決まりゲームを開始したら、ディーラーまずカード52枚が確実に揃っているかを確認し、シャッフルします。
シャッフルの仕方も決められており、まずは2回「リフルシャッフル」を行います。
リフルシャッフルとは、カードデッキをふたつに分け、それぞれのカードの端を嚙み合わせた状態でバラバラと弾いた後、ひとつに合体させるというシャッフルの方法です。
次にカードの上下を入れ替える「ミックス」を行い、さらにもう一度リフルシャッフルをします。
仕上げに、カードをいくつかの山に分割して入れ替えていく「カット」を行ってシャッフル終了です。
カードを配り終えた後も、ディーラーは随時カードの残り枚数を意識する必要があります。
配るカードは参加人数×2枚とテーブルの共有カード5枚だけでなく、「バーンカード」というものも存在します。
バーンカードとは、イカサマを防止するためにテーブル上から除外するカードのこと。
5枚の共有カードは、フロップ(3枚)、ターン(1枚)、リバー(1枚)と段階的に置かれます。
この時、一番上のカードをバーンカードとして捨ててから共有カードが置かれるため、1ゲームで3枚のバーンカードが発生します。
ディーラーはゲームを正しく進行するために、参加人数×2枚と共有カード5枚、さらにバーンカード3枚を引いたカードの残り枚数を常に把握する必要があります。
ディーラーのポーカーでの仕事のまとめ
ディーラーのポーカーでの仕事は、カードを正しく扱えるようにならなければ始まりません。
カードのシャッフルや配り方にも細かなルールが存在しますので、それらを覚えて何度も練習する必要があります。
そしてどのゲームでも同じことですが、ミスをしたりイカサマを見過ごしたりすることは許されません。
ディーラーは責任が重く大変な仕事ですが、優秀なディーラーになれば給与やチップの額も増えていきますので、コツコツと技術を磨くことが大切です。